2015年1月12日月曜日

早まった一般化に気をつけよう

「早まった一般化」という誤謬がある。
いくつかのサンプルだけで全体の傾向を判断してしまうという論理上の誤りである。

例文を挙げよう。


「私は今まで3人のクレタ人に会ったが、彼らはみな私を見るなり殴りかかってきた。すなわち全てのクレタ人は野蛮だ。」


これが早まった一般化の一例である。
「こんなもの、一目見れば誤りだと分かるに決まっている」と思うかも知れない。
しかしどうだろう。
「韓国人」「女性」「オタク」「体育会系」「政治家」「歌い手」など、職業や趣味などの属性でその人の性質を判断していないだろうか。

気付きにくいのは、本人が「経験則」と思い込んでいる場合である。

例えば、数人のアニメオタクに迷惑をかけられたことで「アニメオタクは迷惑だ」と思い込んでしまうような事例。

Twitterでは、炎上したアカウントがアニメアイコンのアカウント数人に凸されたことで「これだからアニメアイコンは」などと発言して火に油を注いでしまうような事例も見かける。

他にも、ある歌い手絵師実況者などの一人が調子に乗ったのを見たことで、彼ら全体を見下すようになったり、そういうことに、誰しも心当たりがあるのではないだろうか。



人間というのは、一般化したがる生き物である(という言説自体が既に一般化である)

それに、一般化したほうが「分析できてる感」があってかっこいい

ので、「経験則」を披露したり、「主語の大きい主張」をしたりする。
しかしそれが、「早まった一般化」という誤謬になっていることがある。
「経験則」は、「別の経験」に殴られる。
「主語の大きい主張」は、「主語の小さい主張」に殴られる。
「早まった一般化」は、「例外」に殴られる。



たった数人のソニー信者が他企業に噛み付いてるのを見て「ソニー信者はクソ馬鹿」とか言ったり、
たった数人のラブライバーが缶バッジまみれになってるのを見て「ラブライバーは恥知らず」とか言ったり、
たった数人の弓道経験者が艦これの弓に文句言うのを見て「弓道経験者は面倒臭い」とか言ったり、

匿名の2chだとIDがすぐに変わってしまうので、名無しの個人を叩くのは難しく、結果としてその書き込み本人ではなく属性全体を叩くようになってしまうことがあるのだが、Twitterって全員コテハンじゃん。

なんかそういうの、もうやめにしない?

そういう提案をした。

0 件のコメント:

コメントを投稿