2016年6月6日月曜日

6月5日放送の遊戯王ARCV108話があまりにも酷かったので愚痴を聞いてくれ

遊戯王ARCVは2014年4月より放送中の遊戯王デュエルモンスターズシリーズ第5作目である。
主人公の榊遊矢は行方不明の父が一世を風靡したエンタメデュエルを受け継ぐことを夢に抱いた中学生デュエリストである。

さて、放送開始当初の遊矢のデュエルスタイルは一言で言うならサーカス。
遊矢の言葉巧みな演説にソリッドビジョンが空気を読んでアクションし、観客に魅せるというのが基本的な彼のパフォーマンスになっている。
過去シリーズで主人公たちは観客を沸かせるような燃えるデュエルをしたことは数あれど、積極的にパフォーマンスで観客に語りかけるデュエルをするようなことはほとんどなかったので、遊矢のエンタメデュエルは本当にエンタメなのか? 単に真剣勝負を茶化して笑われているだけではないのか? デュエルに命を賭ける連中には通じないのではないか? という点は当初から視聴者にも指摘されていた。
だからこそ、「自分も相手も観客も笑顔にするエンタメデュエル」という遊矢の目標は過去シリーズに比べて非常に難しいテーマであり、どう実現していくのか自分も注目していた。

そんな折、遊矢はシンクロ次元に飛ばされる。シンクロ次元においてデュエルとは格差社会でのし上がる唯一の手段であり、とにかく勝利するデュエルこそが至上であり、デュエルキング・ジャック・アトラスも「相手の全力を受けきって、その上でこちらの全力を叩きつけて勝利する」という彼独自のエンタメを掲げていた。

そんなジャックに、遊矢のサーカススタイルは「独りよがり」「父親からの借り物」と一蹴されてしまう。遊矢は自分のエンタメデュエルのあり方について悩みに悩み、もうこっちがうんざりしてしまうほど、具体的に言うとほぼ1年ぐらい悩んだ末、ジャックとの再戦で「自分の言葉をデュエルにぶつければ必ず思いは伝わる」という結論に至り、ジャックを制した。

つまり、単にパワーでねじ伏せるとか、ソリッドビジョン任せのサーカスとか、そういうものがエンタメなのではなく、人々を幸せに、笑顔にしたいという強い気持ちをぶつけるデュエルこそが真のエンタメである、という答えを遊矢はそこで手に入れたのだ。

シンクロ次元へ辿り着いた当初、遊矢はこちらへ敵意を向けるセキュリティ部隊に対して一方的なサーカススタイルのエンタメデュエルを披露して相手を呆然とさせていたが、これからはそういう相手に対しても自分の気持ちをぶつける真のエンタメが出来るようになるのだろう。



そう思っていた。



そして今回の108話である。



なんだこれは!!!!!

バカにしてんのか!!!!!



ランサーズを倒すために派遣されたタイラー姉妹と対峙した遊矢は、すわ仲間の仇と怒りに任せた黒咲とユートを制し、「自分のデュエルをする」と宣言した。

タイラー姉妹は「事実上相手の通常召喚を封じた上で、相手が特殊召喚したら自分のライフを回復する」という戦略でもってペンデュラムの対策を講じていた。

遊矢が特殊召喚すればするほどタイラー姉妹のライフが回復してしまう状況で、遊矢は一体どう勝機を切り開くのか? という展開である。



レディースエーンジェントルメーン、今からバーンカードで10000ライフ焼き切ります!
はいドカーン!!!
わーきれい!



バカにしてんのか!!!!!

「こちらに明確に敵意を向ける相手」に対し「自分のデュエルをする」と宣言したこの状況、まさにシンクロ次元で学んだ独りよがりでも借り物でもない「自分のデュエル」が披露できる瞬間であるのに、

何一つ最初と変わらないサーカスやりやがった!

ジャックが見てたら張り倒してるぞ!

てかモニター越しにキレてるエドに共感を覚えるレベルだよ!

しかもタイラー姉妹も「綺麗なものね~」じゃねえよ! なんで絶対であるプロフェッサーの目的を阻止しようとするランサーズ相手にしてサーカス見て呑気に感心してるんだよ!

つまり、自分が目撃したのは「遊矢のやってることは昔と何も変わらないのになぜか相手が都合よく感心して笑顔になった」という状況である。なにこれ。

もはやご都合主義を通り越してスマイルワールドの洗脳である。
やってることはシンクロ次元序盤でセキュリティ相手に見せて呆れられたパフォーマンスと何一つ変わっていないのに! なぜかタイラー姉妹が笑顔になる! なんでだよ!!!!!



ARCVのスタッフはそこまでして遊矢を成長させたくないのか。なんだよこれ。退屈なシンクロ次元編がやっと終わったと思った途端にこれかよ。もう勘弁してくれ。

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