このブログを始めて10年経った

 10年経ったというか、経ってました。

一番最初の記事が2014年の3月なので、都合10年半経ちました。

この10年、いろいろありました。鬱で大学辞めたり、30kg減量したり、ちびちびやってた仕事を増やしてフルタイムで働くようになったり…

2017年あたりまでの自分は完全に病んでいたのであまり思い返したくないですし、X(twitter)のログも残っていません。

思い出せないけど散々ゲハやメンヘラツイートをしていたような気がします。

2019年頃から復調し、リングフィットアドベンチャーを用いたダイエットも始めました。当時の記録が1年分残っているので、よかったら見てくださいね。

ダイエットを始めた頃の体重は100kg。病んでて一番太ってた頃は110kgぐらいありましたが、現在は70kg前後で安定しています。ようやくギリギリ標準体重というところなのでまだ少し絞りたいところではありますが、とりあえず堂々と表を歩けるようになったと思います。

というか、自分が鬱になった遠因でもあったような気がします。肥満。

いや順序は逆かもしれないけど、太ってて外に出るのも億劫だし、太ってるから身だしなみに気を使うのも馬鹿らしいし、人目につくこと自体ちょっと嫌。だから引きこもりがちになり、気も塞ぎ、動かないのでさらに太り…という悪循環があったかもしれない。

生まれついての出不精という自認だったけど、今ではむしろ休日に出歩かないほうが落ち着かないほどになりました。アウトドアというわけではないけど、外出が好きになった実感はありますね。

何が嬉しいかって、着れる服の選択肢が増えたことですね。太ってた頃はプラスサイズコーナーやプラスサイズ専門店しか選択肢がなく、服を選ぶ楽しみが見出だせていませんでした。専門店は高いし、ジーンズは内股がすぐ擦り切れるし。

でも今はその辺の店でも選び放題。ユニクロ、GU、無印、しまむら、あとはイオンの衣料品コーナーでインナー見たりとか、安い服でも選択肢が無限に広がりました。

そんなこんなで、この10年で一番自分が進歩したと胸を張って言えるのは、やはりダイエットですね。

30kg減らせるほどの根性が自分にもある、という事実は自信や自己肯定感に結びつきます。正直言って、鬱を経験した自分にとって心の支えになっている。



10年経ってもゲームや遊戯王は変わらず遊び続けています。むしろ遊戯王は引きこもってた時期に一度大半を手放していたので復帰勢とも言える。

一時期はプライズフィギュアをよく集めていたけど、きりがないので今は大半を処分して、ごく厳選したものだけをたまに買うぐらい。

むしろ最近になってプラモにどハマリしたのでそっちの置き場がなくてヤバイ。どんどん増える。

プラモもガルパン劇場版の公開当時ちょっと手を出したんだけど、2輌目を組んでる途中で力尽きてしまったんですよね。戦車のプラモは塗装が前提だし組むのも大変だった…。

それに比べるとバンダイのプラモはほんっっっとに楽!安いし簡単だし色分けも良いからいくらでも組めちゃう!

ガンプラや30MM、30MSをパチパチ組んでいる日々です。

そういえば、最近はポケモンに対する熱量が落ちたような気がします。剣盾まではわりと熱心にやってたけど、BDSPは全く触ってないし、SVもDLCまで一通りクリアした程度でランクマには一度も潜ってないし、ポケモンGOをたまにやってるぐらい。

あとスプラトゥーンも。3はDLCすら買ってないや。この前ファイナルフェスがあったんで久しぶりに起動したけど、やっぱりあまり手に馴染まないというか、流石に1からやり続けてたら飽きてきたのかな。

モンハンはサンブレイクまで遊び倒したけど流石に最近はやってない。ワイルズまでにPCを新調したいという思い。

マイクラも10年間でかなりやってたけど、最近はあんまりかな。一応身内鯖をずっと建てっぱなしなので、たまに様子を見たりアプデの要素を拾いにいったりはするけど。

もしかしたらFGOが一番続いてるかもしれない。2017年頃に始めて、たまにうっかりログイン切らす以外では基本的に毎日ログインはしてたし、イベントも全部参加してたし、攻略が追いついてからの最新ストーリーは全部最速で読んでる。今も絶賛イベント開催中。

趣味の話はそれぐらいですかね。10年で何をやめて、何を始めたか…正直あまり思い出せない。



そういえば、趣味じゃないけど、X(twitter)の使い方について意識が変わった自覚はあります。

病んでた頃は炎上案件にいっちょ噛みして貰い火したりしてましたが、今では世相に物申すこと自体ほとんどなくなりました。

これは心境の変化もそうなんですけど、あえて意識的に「なるべく楽しいことだけを発信するようにしよう」と心がけるようになったからですね。そうなった理由は思い出せないけど、多分何度か炎上して身の程を知ったんでしょう。

あ、今思い出したけど、そういえば運転免許取ったのもここ10年の話でした。もうとっくにゴールドなので今更語ることもないですけど…。



いろいろ思いつくままに書いてみたけど、何より重大なのは、この10年で20過ぎの若者が30過ぎのおじさんになってしまったことなのです。

「ADHDは精神の発達が健常者より3割遅い」という話を聞いたことがあります。

自分はADHDの診断を受けてはいないけど、30を過ぎてようやくまともな大人になってきたような気がします。というより、20代前半の自分が一番ドン底で、そこからようやくまっとうに成長し始めたというか。ああ、遅かった。これがあと10年早ければ大学もちゃんと卒業できただろうな。でも甘ったれたデブでガキの自分のぐらついた人格が根本からへし折られて、0になった土台からまた1つずつ経験や成長を積み重ねていくには必要な10年だったとも思う。

思えば昔から怠惰でサボりがちで、でもたまに真面目に勉強すればそれだけでそこそこ良い点が取れるもんだから、「俺は本気出してないだけで、やろうと思えばなんでもできる」と思い込んでいた。実際それで大学入学までは乗り切ってしまった。でも結局、一人暮らしをしながら真面目に出席して単位を取るという当たり前のことができずに留年を重ねて、自尊心がへし折られた。朝起きるのが苦手というのもあったが、あれも出不精で運動しないせいで生活リズムが狂っていたのが原因だろう。結局大学を辞めて、高卒実家暮らしフリーターという、自分がガキの頃に思い浮かべていた本気を出して成功した自分とは全くかけ離れた姿になり、でも、そうやってガキ特有の万能感を、本来は10代のうちに卒業できるものを、20代半ばになってようやく、捨て去る機会を得た。空っぽになった人格に、ここからやっと一つ一つ積み重ねていくことができた。

今の自分には夢がない。たぶん、どんな夢のような将来設計を思い浮かべても成功しないだろうなと思う。だって日々を生きるので精一杯だ。ただそれは諦観とか絶望ではなく、身の程を知って、足るを知って、人生に満足しているということだ。

今の仕事は、給料は安いけど労働環境は悪くないし、休みも取れるし、社会保険もあるし、残業もないからそんなに辛くもない。多くを望まなければ、十分生きていける生活だ。

それでいいと今は思う。ささやかな給料で、ささやかな趣味を嗜みながら生きて、やがて死んでいくと思う。いい人生だと思います。そういうふうに考えることができるようになった10年でした。

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