ガールズ&パンツァー最終章第2話を見てきた

例によってネタバレ注意

前回の第1話が公開された2017年12月から1年半以上の時を経て、ようやくの第2話。このペースが続くと最終話第6話が公開されるのは2025年になってしまうのだが大丈夫だろうかいろいろと。

今朝の俺「流石に1年半も間が空くと熱も冷めてきたな、公開から1週間も経っちゃったけどまあ一応見るだけ見に行くか」
今の俺「やっぱガルパン好きだわ…

待たされるだけあって劇場版レベルの映像クオリティだった。劇場版を4回も見に行ったかつての自分の熱を思い出すには十分な出来だった。
前半はBC自由学園戦の後半戦、後半は知波単学園戦。BCは受験組とエスカレーター組で仲が悪いかと思いきやコンビネーション抜群…かと思いきややはり急造で脆かった様子。マリー様は当初どちらにも与せずどこ吹く風という様子でケーキを楽しんでいたが、両者で喧嘩が起こったと聞いた途端慌てて駆けつけるあたり結構可愛かった。
マリー様の仲裁で気を引き締め直したBCだったが、一度崩れた体勢は取り戻せず、どんどん大洗に討たれていく。最後、安藤と押田がマリー様のフラッグ車を自分の車を盾にして守るシーンで、このチームはマリー様のカリスマ性で成り立っているのかなと思った。

中盤、桃ちゃんは母親が病弱で兄弟も多く、経済的に私立大学は厳しく、兄弟の面倒を見るために勉強もままならなかったという事実が明かされる。なんというか、ポケモンのタケシみたいな境遇だったんだな。

そして2回戦の相手は知波単学園。あそこは実力自体は高いものの戦略面で致命的な難があるという欠点を抱えたチームだっただけに、そこを改善すると途端に恐ろしい強敵となった。福田の発案で「足踏み突撃」「さよなら突撃」「ゆっくり突撃」など、様々な戦術を強引に突撃と言い換えることで巧みな戦略を披露する知波単に大洗も苦戦を強いられる。しかしそこは機転を利かせた(いつもの)大洗、雨で地面のぬかるんだ沼地に敵を誘導することで足止めして包囲する作戦に出る。西とみほがすれ違う瞬間のみほのあまりに冷静な「散開。」にしびれた。
作戦に嵌り包囲が完成しつつある中万事休すかと思われた知波単だったが、西隊長は転進ではなく「撤退する」と宣言。今まで突撃しか知らなかった知波単がついに撤退を覚えた瞬間だった…というところで終わり。



とにかく、知波単のヤバさが際立っていた。戦場がジャングルというだけあって知波単の仕掛けるゲリラ戦がとにかく脅威だった。よく考えなくても、元々練度の高い知波単が突撃一辺倒を改善したらそりゃ強いわ。
劇場版で大洗と2度の共闘を経験したチームだけに、大洗のことをよく知っているし、慢心もない。西が撤退を宣言したときに誰も不平を言うことなく素直に従ったのがその証だろう。
途中から演出もかなり知波単視点で描写されているように見えたし、このチームが活躍するのは見てて嬉しい気分になる。そんな第2話だった。



余談だが、逸見がチラッと出てきただけで笑いを堪えるのが大変だった

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