TCGのシャドーボックスや拡張アートについて思ってること

TCGにおいてシャドーボックスというのは、複数のカードを重ねてイラストに沿って切り抜くことで立体感のある作品に仕立て上げたアートのことだ。

拡張アートというのは、イラスト枠の外側にもイラストを加筆することであたかもイラストが広がったかのように加工することだ。

どちらにせよ、ゲームプレイというカード本来の目的外の意図でカードに不可逆な加工を加えるというのが共通している。

俺は、それがどうにも受け入れがたい。



例えるならば、食べるために作られた料理の写真だけ撮って手をつけずに捨てるのを目にした時の嫌悪感に近い。

金を払った客が料理をどう扱おうが自由ではある。あるが…というモヤモヤ感。



それらが趣味として一定の市民権を得ているというのは理解しているし、推奨している公式が存在している事も知っている。

だからこれは完全に俺の好き嫌いの話だ。やめろと言うつもりもない。カードが可哀想などと言うつもりもない。俺は嫌いです、というだけの話だ。

個人の所有物をどう扱おうが本人の自由だし、誰の権利も侵害していない。それがアートというのならば、それは俺の知らないところで勝手に流行っていればいい。表現の自由というやつだ。



話題になっていたのでなんとなく語ってしまったが、本来何も言うことはないのだ。何も。

それだけです。

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